要望書

平成15年4月11日

秋田県農林水産部水産漁港課殿
秋田県内水面漁場管理委員会事務局殿


提出団体名等 特定非営利活動法人ヘブン
役職 会長
氏名 進藤偉美
担当連絡先 〒018-2102秋田県山本郡琴丘町天瀬川字三倉鼻90番地1 


 平素は、内水面漁場の管理運営等に御尽力賜り、誠にご苦労様でございます。
 当法人は主に、八郎湖周辺のまちづくりや環境保全および遊漁者のマナー、モラルの向上などに取組み事業を行っておりますが、平成15年度より施行されました「内水面漁場管理委員会指示第一号」の秋田県農林水産部水産漁港課ウェブサイト上の告知内容(ブラックバス等外来魚に対する対応について )および、平成15年3月14日付け「知事への手紙」回答書に対し、当法人および八郎湖周辺ブラックバス釣り関連業者宛に非常に多くの問合せが殺到しております。
 我々は、それら問合せ内容に対する秋田県の公式且つ明確な発表が無いためその返答に苦慮しております。
 質問を寄せる方々は、県外のバス釣り遊漁者であり、それら疑問点を明確にしていただかないと秋田県内において遊漁は行わないと申しております。
 秋田県の行ったアンケート調査でも結果が出ていたように、4月1日の「内水面漁場管理委員会指示第一号」施行後は、確実にブラックバス釣り遊漁観光客が減少しており、八郎湖周辺遊漁観光関連業者は困窮しております。
 ブラックバス釣り遊漁観光客の八郎湖離れを解消し、再びブラックバス釣り遊漁観光客を誘致するためには、それら遊漁者が持つ疑問点に対し、明確に回答する必要がございます。
 つきましては、八郎湖について、別紙質問書に対する秋田県の公式なご回答を賜りたくご要望いたします。
 尚、ご回答につきましては、各質問事項に対し、科学的・学術的・統計的調査データがある場合は、開示して下さい。調査等行われていない場合は、その旨を回答書へ記載して下さい。
 また、回答および開示出来ない質問に関しては、その理由を明記した上、根拠、裏付け、データの有無をお知らせください。
 尚、ご回答書につきましては、はなはだ勝手なお願いではございますが、本書受理後、10日以内に賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

1.八郎湖におけるブラックバス関連調査等

  1. 昭和58年八郎湖で最初に確認されてから、「増加の傾向がとまらない」と云われるブラックバスの増加の状況を裏付ける調査結果。
  2. ブラックバスによる漁業資源への被害状況。
    ※「生態系や漁業を守りきれない危機的状況に来ていると判断し、・・・」(知事への手紙回答書より)と云われる根拠。
  3. 「一方、八郎湖においては、多くの漁業者がシラウオ、ワカサギ、コイ、フナなどを対象に漁業を営み、生計を立てている状況にあり・・・」と云う裏付け。
    ※ 漁業者の過去3年間の所得証明書(確定申告書)等、ブラックバスの食害により漁獲が減少し、生活
    に支障を来していると云われる裏付け。
  4. 昭和55年以降現在まで、八郎湖の水質調査の結果。
  5. 昭和55年以降現在まで、県内各内水面漁協が行ってきた鮎の放流事業について、稚鮎の買い付け先と量の記録。
  6. 「キャッチ&リリースのキャッチについては、より積極的に釣り、リリースはせずに持ち帰り食べていただくよう・・・」食べても安全であると云う科学的根拠および裏付け。

2.八郎湖における委員会指示の啓蒙方法について他

  1. 今後の取締および啓発の方法と日程。
  2. 平成15年4月5日の漁船による取締の際、指導員(腕章を付けた)によると「釣り上げたバスは、 陸に揚げて下さい」と指導された釣り人がおりますが、これで正しいのでしょうか?
  3. 持ち帰れない場合(遠方より来ている観光客、食べない人など)の魚の処理方法(死魚、生魚)を今一度、明確に指示して下さい。
  4. 平成15年1月24日、3月19日に行われた「内水面漁場管理委員会」へ事務局より委員に提出された資料、議事録の写し。
  5. 平成15年3月定例本会議(県議会)農林水産員会に提出された資料、議事録、「外来魚対策予算書」の写しおよび平成14年度の「外来魚対策予算書」の写し。
  6. 内水面漁場管理委員会各委員の選任基準、選任者および選任方法、各委員の経歴または実績。
  7. 「内水面漁場管理委員会指示第一号」発動後、バスの生息数の調査は行うのか?
  8. 「内水面漁場管理委員会指示第一号」によりバスの生息数に大きく変化が認められない場合(委員会指示第一号の効果が現れない場合)、このまま指示を継続するのか?(3年後の更新の際)
  9. 今後更新の3年以内に、水産省より外来魚の有用活用(ゾーニングによる)の通達が出た際に、「内水面漁場管理委員会指示第一号」の見直しはあるのか?
  10. 県および内水面漁場管理委員会は、外来魚対策に於いて「内水面漁場管理委員会指示第一号」により影響を受ける人間の「生活よりも生態系の方が大事である」と云われる方針を今一度明示して下さい。

3.八郎湖における生け簀設置について

  1. 遊漁関連業者により、持ち帰ることのできない人のために生け簀を設置しても良いのか?
    ※ その許可の取得方法、規模の制限等

4.八郎湖から管理された水面へのブラックバス移送について

  1. 漁業者ではない他業種の団体および組織、あるいは一般人が、生け簀に入れられた生魚を「内水面漁
    場管理委員会指示第一号」で云うところの水面へ移送することは可能か?